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高幡不動(東京都日野市)で子どもたちを育んで、45年

今週のつくしんぼ 2015年10月と11月report

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2015年11月23日の週

クリスマスツリー


 11月も終わりを迎え、つくしんぼ保育園の園内もクリスマス・ムードになりました。12月5日は「クリスマス発表会」です。

 0歳児クラスから5歳児クラスまで園児全員が出演し、それぞれにお遊戯や劇、ミュージカルなどを発表します。予行練習は2回目まで終わり、本番まで残すところあと1回。毎日、子どもたちが元気に歌や劇のセリフを練習する声が園内に響きわたっています。

 大勢の観客を前にする1年に1度の大舞台。本番の子どもたちは、どのような成長を見せてくれるでしょうか。当日の様子は、また追ってお伝えしたいと思います。


手洗い


 高幡不動のあたりでは、このところ冷え込みが強くなり、つくしんぼ保育園の子どもたちの中にも熱や咳、鼻水の症状が目立つようになりました。楽しいクリスマスや年末年始のイベントと共に、インフルエンザのシーズンも到来です。園ではまだインフルエンザ感染の報告はありませんが、感染予防策として看護師が「うがいと手洗いの指導」を行っています。

 写真は、さくら組(3歳児クラス)で指導を行っている様子です。『てあらいのうた』を歌いながら手を洗います。楽しく手を洗った後は、「てがピカピカになった!」「みて! バイキンいなくなったよ」と嬉しそうな様子の子どもたち。きれいな手になった後は、つくしんぼ保育園自慢のおいしい給食をいただきました。




2015年11月16日の週

けん玉


 今週は、つくしんぼ保育園の「地域活動事業」について、少し紹介します。

 今年度からは、新たな取り組みとして、「南平ふれあいサロン」さんとの交流を始めました。  「南平ふれあいサロン」とは、高齢者の方たちが中心となって活動なさっている、地域の団体です。今回、交流をしていただくにあたり、日野市社会福祉協議会・ボランティアセンターの皆さんに仲介をしていただきました。

 南平ふれあいサロンさんは、毎月様々なジャンルの催しを企画してくださいます。(対象は3、4、5歳児です)。6月にはアコーディオンの演奏を、10月には南京玉すだれという伝統芸能を披露してくださいました。

 11月の催しは、5歳児対象の「けん玉」でした。教えてくださったのは、日本けん玉協会会長の松永さん。けん玉の歴史から始まり、数々の高度な技も…。技が繰り出される度、「おー!」「すごーい」という歓声とともに、子どもたちの間から自然と拍手が沸き起こりました(上の写真の、食い入るような様子をご覧ください)。

けん玉

 途中からは、子ども達も1人1つずつけん玉を借りて、実際に触れて楽しみました。初めてけん玉に触れた子どもが多かったため、「どじょうすくい」や「メリーゴーランド」など、幼児でもできる技を教えていただきました。大皿に玉を乗せるチャレンジでは、膝を屈伸させて玉を操ることに子どもたちが苦戦していました。中には成功して、「やったー! せんせい、見て!」と大喜びの子もいました。

 催しが終わる頃には、「サンタさんにけん玉、お願いしようかな」という声も聞かれるほど、楽しさに魅了された様子の子ども達でした。

 つくしんぼ保育園を拠点として地域同士がつながり、近所の高齢者の皆さんと子ども達がつながっていけるよう、取り組みはこれからも続きます。




2015年11月9日の週

お弁当給食


 今週は、2歳〜5歳児クラスで「お弁当給食」を食べました。空のお弁当箱とスプーンやフォークを家庭から持参、調理職員に目の前で給食を詰めてもらう、という活動です。

 子どもたちは朝から楽しみにしていて、活動の区切りのたびに「もうおべんとう?」「おなか、すいてきちゃった」と心待ちにしていた…、これは3歳児クラスの子ども達の声です。

 メニューは、お酢の風味が食欲をそそる混ぜご飯に、サクサクとした食感のレンコン。鮮やかな色のブロッコリーは子ども達にも人気の野菜。ふかしイモは保育園の畑でとれたサツマイモ。

お弁当給食

 4歳児クラスの子ども達は、「みんなで掘ったよね」「大きかったよね」と芋掘り体験を思い出しながら秋の味覚を味わっていました。2歳児クラスは、写真のように机を低くして床に座り、ピクニック気分で食べました。

 「次のお弁当給食の時は外で食べたいね」と、もう次回を楽しみにしていた5歳児クラスの子ども達。あぶらがのった秋鮭も、おかわりの声がたくさん出るほどおいしかったようです。

 この日、給食室横にあるホワイトボードには、メニューや食材が手書きのクイズで紹介されていました。





2015年11月2日の週

乳児クラス


 雲一つない、秋晴れの日が続いています。

 今週は、つくしんぼ保育園の乳児クラス(0歳〜2歳)の保育を紹介します。

 まずは、0歳児クラス(つぼみ組)の風景を一枚。

 保育室の奥にあるドアを開くと、2階のテラスへつながります。テラスの床材には、水はけが良く弾力性のある素材を使用しているため、子どもたちは裸足のまま保育室から出て遊ぶことができます。夏場はここで水遊びもします。四季を問わず、いつでも気軽に外気浴ができる、子ども達お気に入りのスペースです。

 テラスからは園庭が一望できるため、0歳児たちは、下で遊んでいる園児に「おーい!」と声を掛けたり、遠くを走りすぎる京王線に「ばいばーい!」と大きな声で呼びかけたり…。元気に体を動かしてもいます。

乳児クラス


 続いて、1歳児クラス(もも組)の様子です。

 天気が良い日は、2階の保育室からハイハイでゆっくり階段を降り、園庭へ出ます。一番人気があるアスレチックまで「キャー!」という歓声をあげながら走り、子ども達は次々に滑り台を楽しみます。保育士は、危険と思われる場所に立ち、見守ります。

 先月には、アスレチックと鉄棒のまわりの地面に、クッション材を敷く工事が終わりました。起きないように努めていても起きてしまうかもしれない、「万が一の事故」の時、子どもたちのケガを少しでも軽くするためです。

 つくしんぼ保育園では、定期的に施設内の危険な箇所について話し合いを行い、施設や設備の改善を重ねています。

乳児クラス


 最後は2歳児クラス(すみれ組)です。クリスマスの制作をしているところです。

 今回は、初めて「はさみで毛糸を切る」という作業を行いました。ゆっくり、しっかりはさみを取り扱うことができていました。担任が「クリスマスの時に飾るものだよ」と伝えると、子ども達は「サンタさん、見てくれるの?」と目を輝かせていました。

 毛糸を貼りつける時には、木工用ボンドでベタベタする手にちょっと苦戦しましたが、それぞれの個性輝く作品ができあがりました。




運動会:2015年10月10日


 10月10日、気持ちの良いお天気のもと、第38回つくしんぼ保育園運動会が行われました。会場は、つくしんぼ保育園から徒歩10分程の所にある日野市立南平小学校です。

 つくしんぼを卒園する園児の7〜8割が、南平小学校に進学します。年に数回、生徒と園児の交流事業を行い、子どもたちが早くから小学校の環境に慣れ親しむことができるよう、取り組んでいます。

 その南平小学校の広い校庭をお借りして、子どもたちは力いっぱい、そしてのびのびと遊戯やリレーを楽しみました。

 職員が撮った写真で、じょうずではありませんが、みんなで楽しんだ運動会の様子を少しだけご紹介…。

運動会

 0歳児の親子競技の様子です。そりにお子さんを入れて、よいしょ、よいしょと運びます。

運動会

 3歳児の親子競技の様子です。親子で力を合わせて障害物競走です。

運動会

 こちらは、4、5歳児の親子競技の様子です。保護者の皆さんもかなり真剣!

運動会

 地域の子どもたちが参加する競技もあります。高幡の地元で子どもたちと一緒に育ってきた保育園ならではの、楽しい時間です。

運動会

 特にゆり組(5歳児)にとっては、保育園生活最後の運動会。体育指導で練習を重ねたマット、とび箱、そして、みんなで力を合わせるエイサー、パラバルーンを次々と披露しました。

 保護者の皆様からは大きな拍手が沸き起こり、子ども達からは自然と笑顔がこぼれていました。

 運動会の最後には、園長からプレゼントとメダルを一人ひとりのお子さんに手渡しました。今年で最後のゆり組さんは、「特賞」の金メダルです。


2015年10月26日の週

引き取り訓練


 10月28日には、災害等があった時の引き取り訓練を行いました。東日本大震災以降、つくしんぼ保育園では、園全体で防災意識を高める取り組みを行っており、年に一度の引き取り訓練の日を「一日防災訓練の日」としています。

 「朝の9時半に災害が発生、ライフラインが停止する」という想定をし、そこから防災訓練の一日が始まりました。調理職員を中心とし、職員は園児全員に防災食の給食を提供するため、園庭にかまどを運び、炊き出しの準備を始めました。

 子ども達は、保育室で担任が読む絵本や紙芝居を通して、地震などの災害について学びました。

 

  引き取り訓練  

 さらに今年は、日野市社会福祉協議会から「カエルキャラバン隊」が来て、2歳から5歳の園児に向けて、防災の知識を教えてくださいました。

 地震の後、職員が、がれきの下敷きになったカエルの人形をジャッキで助け、そのカエル人形を子ども達が毛布担架で運ぶという体験をしました。

 8名の子ども達で毛布をつかみ、「せーの!」と声を掛けて10キロ程のカエルを持ち上げました。「かるーい!」と驚く声も上がり、協力しあって持ち上げることの大切さを学んだ子どもたちでした。

 炊き出しで準備した防災食の昼食は「カレーライス」と「豚汁」、おやつには缶入りのパン。夕方になって廊下や保育室内が暗くなったため、ランタンを各所に置いて対応しました。

 子どもたちは、お迎え(引き取り)に来た保護者の方と帰り、「大きな地震が起こったら」「突然ライフラインが止まったら」という想定をしたことで、職員にとっても大変勉強になる一日となりました。  

 

2015年10月19日の週

芋掘り  

 園庭にある「つくしんぼ畑」では、サツマイモが収穫の時期を迎えました。さくら組(3歳)、ばら組(4歳)、ゆり組(5歳)で芋掘り体験です。

 家から持ってきた汚れてもいい長い靴下と長靴に履き替え、帽子をかぶって準備完了。芋掘りのスタートです。

 茎を引っ張ってみた子どもたち、「おもーい!」とびっくりした様子です。力いっぱい引っ張り、スポッと抜けたサツマイモを見て「大きい!」とまたびっくり。1つの茎に3、4個のさつま芋がついていました。

  芋掘り  

 3歳児のさくら組さんには、一人で引いても抜けないお子さんがいたため、保育士が引っ張る手伝いをしました。スポッと抜いてみて「あれ?」「ジャガイモだよ?」…、手伝った保育士も驚きました。


 実は苗を植えた用務さんが、2種類の芋を用意してくれていたのです。1つは「ベニハルカ」。こちらは一般的なサツマイモなのですが、もう一つの「安納黄金芋」は白くて丸い形をしていたようです。


  芋掘り  

 終わった後は、さくら組の子どもたちで、サツマイモの絵を描きました。芋の臭いを嗅いでみたり、触ってみたりしながら、楽しくお絵かきができました。

 掘ったさつま芋は、来週の給食で「さつま汁」と「さつまいもご飯」に変身します。

 サツマイモが苗から育つ姿を観察して、芋掘りもし、給食でいただく。園庭に畑のあるつくしんぼ保育園ならでは、の活動です。



 

2015年10月12日の週

浅川散歩  

 今週は、ばら組(4歳児、みどりの帽子)、さくら組(3歳児、ピンクの帽子)で高幡不動駅まで散歩に出かけました。
 子どもたちは、穏やかな日差しの中、浅川の流れる音を聞きながら土手を歩きました。「バッタ、見つけた!」「この前、ここにヒガンバナが咲いてたよ」と発見をたくさんしました。
(浅川は、つくしんぼ保育園からもう少し下流に行った所で多摩川に合流します)。


高幡不動駅  

 駅前の交番で、おまわりさんに「おはようございます!」と大きな声であいさつをしたら、高幡不動駅に到着です。駅の階段を上り、駅構内の様子を観察した子どもたちは「モノレール知ってる!」「ここに来たことあるよ」と少し興奮気味でした。
 帰りは行きとは違うルートで帰り、違う風景を楽しみました。いつもは5歳児に手を引いてもらう3歳児のさくら組ですが、今日は4歳児のばら組に手を引いてもらいました。
 久しぶりに、駅までぐるりと散歩したさくら組・ばら組でしたが、心地の良い天気に恵まれ、笑顔で園まで帰ってくることができました。




2015年10月5日の週

畑1  

 今週は、園庭の横にある畑に冬野菜(ブロッコリー、大根、白菜、人参)を植えました。青い帽子を被っているのは5歳児で、黒いビニールシートが敷かれたうねに白菜の苗を植えているところです。
 黒いビニールシートには雑草を防ぎ、土の温度を上げる効果があるということで、用務さんと副園長であらかじめ準備をしました。
 「もっと土をかけてあげよう!」「まだまだ水をかけてあげるんだ!」と、大胆に土に触る子もいれば、苗をビニール製の鉢からそっと取り出し畑の穴に植えて、「もうできたー」と、あっという間に終わる子もいました。

畑1  


 こちらは、5歳児が大根の種をまいているところ。大根の種が缶に入っている音を聞いて「カラカラ音がする」、中の種を見て「ちいさいね」など、いろいろな感想が出ました。
 種を4粒ずつ手のひらにのせてもらって…。さあ、穴に種をまく段になると、「せんせー、3個しかもらってない!」「あれ? さっきもらってたよね…?」「あ! くつのところにおちてた!」「どこにまいたっけ?」「ここ、(まいても)いい?」と、小さな種の扱いにおおわらわでした。


畑1  

 緑色の帽子は4歳児です。4歳児は人参の種をまきました。
 人参の種は溝を作ってすじ状に種をまくため、ビニールシートは使いません。種がとても細かいので、土の上にあると、子どもたちには肥料なのか種なのか見分けがつきにくいようでした。見ていると、溝の上に種を一粒ずつきれいに並べる子もいました。
 並べ終わって水をまくと、「種はどれかな?」と、楕円形の種と丸い形の肥料と見分けながら探していた子ども達でした。

畑1  


 一方、3歳児は畑の横のフェンスにからみついて育ったキウィを収穫しました。
 「どんな匂いかな?」「どんな手触りかな?」と保育士がたずねると、「ざらざらしてる」「つちのにおいがした」「ふかふかだった」「かるかった」と、しっかり感覚を使ってキウィの観察をしていました。






社会福祉法人 つくしんぼ保育園

園長:久野順子
〒191-0041
東京都日野市南平5-8-2

TEL 042-591-6153

メール info@tsukushinbohoikuen.com