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高幡不動(東京都日野市)で子どもたちを育んで、45年

今週のつくしんぼ 2016年2月と3月report

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2016年3月28日 もうすぐ新しい春がやってきます

こんなに大きくなりました

 今年度もあと数日で終わり。新しい1年、新しい春が、つくしんぼ保育園にももうすぐやってきます。

 1年前はまだまだ「赤ちゃん」だったお子さんが、こんなに大きくなりました! これからも私たち職員一同、毎日毎日育っていく子どもたちを、保護者の皆さんと一緒に支え、見守っていきます。

 創立45年目のつくしんぼ保育園は、お子さんたちと一緒に、保護者の皆さんと一緒に、どんどん前に進んでいきます。



2016年3月19日 卒園式

卒園式

 3月19日(土)、つくしんぼ保育園の遊戯室で平成27年度の卒園式を行いました。子どもたちが慣れ親しんできた遊戯室も、この日はいつもと違う雰囲気に包まれていました。

 卒園式に参加したのは、5歳児(ゆり組)の卒園児とその保護者の皆様、そして、4歳児(ばら組)、3歳児(さくら組)の園児と職員一同です。

 『一年生になったら』のピアノに合わせ、卒園する5歳児たちが少し緊張した表情で入場しました。つくしんぼ保育園の卒園式では、卒園児が座る椅子の隣に保護者の椅子を置き、お父さんかお母さんに座っていただきます。席に着いた後、お父さんやお母さんの顔を見て笑顔になる子や、恥ずかしそうにそのまま前を見て司会が話し始めるのを待つ子など、さまざまな反応が見られました。

 全員合唱の『思い出のアルバム』は、春のお花見、夏のプール、秋の運動会、冬のクリスマス会等、園の生活を振り返る歌詞になっています。これまで保育園で過ごした、卒園児の子どもたちとの時間が鮮明に思い出される瞬間です。感極まり、目頭を押さえる職員や保護者の方もいました。


卒園式

 「卒業証書授与」では、卒園児が一人一人、園長から卒業証書を受け取りました。そして舞台から席に戻ると、隣に座っているお父さんやお母さんに、大きな声で「ありがとう」と感謝の気持ち伝え、証書を手渡しました。

 その後、園長が子どもたちへ、「おかげさまで」の気持ちを忘れないことの大切を話しました。自分は一人ではなく、周りの人に支えられて今があるのだという気持ちを忘れないようにと。これは、名誉園長がよく言っていた言葉でもあったそうです。

 退場の場面では、卒園する子どもたちがお父さんやお母さんと手をつなぎ、嬉しそうな表情で職員のアーチをくぐりました。

 卒園児たちはもうすぐ「小学校一年生」です。職員一同、お子さんたちの健やかな成長を願い、これからもつくしんぼ保育園から応援しています。


2016年3月7日の週は、年度末作業のため休載です。ごめんなさい。



2016年2月29日の週

作品展

 2月27日(土)、つくしんぼ保育園の作品展が開かれました。遊戯室と2歳児クラス(すみれ組)の間のパーテンションを開け、広い空間にして全園児の一年間の作品を展示しました。

 つくしんぼ保育園では、1歳児クラスから5歳児クラスが毎月、製作活動を行っています。月ごとに作品として残し、2月の作品展で、一年間の成長を保護者の方々や地域の皆さんに見ていただきます。0歳児の子ども達も秋頃から指先スタンプやシール貼り等、成長に合わせた製作遊びを体験します。それを保育士がまとめ、展示します。


作品展

 作品展前には、2回に分けて共同製作をしました。今年のテーマは、『オズの魔法使い』です。3〜5歳クラスを縦割りで4つのグループに分け、背景の虹、気球とドロシー、草花や鳥、タイトルを作りました。

 「そっちもってね」「こっちにもテープちょうだい」「ありがとう」「たすかるよー」と、助け合う言葉や感謝の言葉が自然に聞こえてきました。困っている子を年長児が手伝ったり、年下の友達に優しく教えてあげたりする姿も見られました。絵の具や、バケツで薄めたノリ、両面テープ、カラーのポリビニール袋、紙テープ…、いつもの製作とは違った素材の使い方や量に、「次はこんなふうにしよう」とその場で意見を言い合いながら作り、どのグループも完成作品を発表するときは自慢げに見せ合っていました。

 『オズの魔法使い』」は、今年度の保育まつりのパラバルーンでも題材にしました(2月8日の週をご覧ください)。かかし、ライオン、ブリキの人形は、3、4、5歳児各クラスが夏の共同製作で作ったもので、保育まつりの舞台にも登場しました。夏の共同製作では、水着に着替え、全身絵の具だらけになって大胆に色を付けたクラスもありました。


作品展

 一年間の成長が一つの空間に飾りつけられ、作品展前日には担任保育士と子ども達で見て回りました。「あったよ」「なつかしいね」「これすごいね」と自分の作品を見て懐かしむ声や、他クラスの作品を見て驚いたり感心したりする声が聞こえました。

 作品展当日の土曜日は、たくさんの方が見に来てくださいました。食育コーナーでは、一年間の畑活動の様子や調理体験の様子を写真で紹介しました。つくしんぼ保育園人気メニューのレシピもお分けしましたので、ご家庭で試した方もいらっしゃることでしょう。


作品展

 子どもたちは笑顔で自分の作品を指さし、保護者や地域の皆さんもゆっくり一緒に見て回り、子どもたちの一年間の成長をみんなで感じているようでした。

 平成27年度も残り1か月をきりました。子ども達の今年一年間の育ちをかみしめ、振り返るとともに、新しい一年を迎える準備を子ども達と共に進めているところです。


2016年2月22日の週

雛人形

 少し前から、玄関におひなさまが並んでいます。まだまだ寒いつくしんぼ保育園の廊下で、もうすぐ進級を迎える子どもたちの様子を静かに見守っているように見えます。

 園内では、『おもいでのアルバム』など、卒園式の歌を練習する声が聞こえてきます。卒園を迎えようとしている5歳児(ゆり組)の子どもたちは、入学準備のため、近くの小学校や学童へ出かけて交流を深めています。


英語教室

 さて、今回は4歳児(ばら組)の保育をのぞいてみましょう。

 毎朝8時45分に行う「朝のおあつまり」の後にマラソンをして、体をしっかり動かしたばら組の子どもたち。この日は習い事の「英語」がありました。外部講師が担当するこのクラスは、すべて英語で子どもたちに語りかけます。子どもたちは、まだそれぞれの単語の意味を理解はしていないように見えますが、講師の表情やジェスチャーを読み取ろうと集中していました。

 いつもは5歳児と4歳児が合同で参加する英語クラス。5歳児になると、単語や会話の意味がだいたいわかるようになるようです。この日は、5歳児が交流事業で小学校へ出かけていたため、ばら組の子どもだけで参加。講師の問いかけに「シーン…」としてしまう場面もありましたが、最後は大好きな『おさるの本』を英語で読み聞かせしてもらい、楽しい英語の時間はおしまいです。


製作

 英語の後は製作の時間です。卒園式で、ゆり組のお兄さんたち、お姉さんたちに渡す筆立てのプレゼントを作りました。

 ばら組に進級した頃は、ハサミをおそるおそる使う様子が見られましたが、今はスムーズに切り進めることができます。「ハサミつかうのって、すっごくかんたんだよ」「ぜんぜんむずかしくないよ」と自信を持って製作を進めていました。「ゆりぐみさんが、しょうがっこうにいっちゃうから、あげるんだ」と熱心に作る子どもたち。

 もうじき迎える卒園式。自分たちは4月から「一番おおきなゆり組さん」になることを知っている4歳児の子どもたちは、少しずつ心の準備を始めているようにも見えました。


 職員は、足早にやってくる春の準備に追われがちですが、つくしんぼ保育園には毎日、子どもたちの元気な歌声や笑い声が響いています。

(先週の記事を訂正しました。「魚久」さんは、日野市南平で創業50年を超える魚屋さんだそうです。)


2016年2月15日の週

魚解体

 少し風が強い日の朝9時、園庭の真ん中に、机とブルーシートが設置されました。つくしんぼ保育園初めての試み、「おさかな解体見学」の始まりです。魚をさばいてくださるのは、通称「ひさおさん」。日野市南平で創業50年を超える魚屋さん「魚久」から来ていただきました。


 つくしんぼ保育園が、給食で使用する魚を「魚久」から仕入れるようになってから15年ほどが経ちます。そして、「魚久」三代目のひさおさんは、なんと、つくしんぼ保育園の卒園児なのです!


魚解体

 解体するのは、ノルウェーサーモン。まな板からはみ出しそうなくらい大きな魚を見て、子どもたちは「あのさかな、なに?」「おおきいねー」とびっくりした様子。「頭出刃包丁、柳葉包丁、2種類の包丁を使うよ」と言うと、ひさおさんは鮮やかな手つきでサーモンの頭を切り落とします。「次は魚のヒレを取るよ」と話しながら、子どもたちに切った部分を1つ1つ丁寧に見せてくれるひさおさん。子どもたちは「おー!」「あれ、およぐときにヒラヒラするやつ?」と興味深そうに観察しています。


 サーモンが3枚におろされ、切り身になっていくと「あー! スーパーでうってるさかなになった!」「おいしそう!」という感想が。いつも自分たちが口にしている魚の切り身が、どのような形をしていて、どのように切られているのか、目の前で見た子どもたち。

魚解体

 もちろん、この日の給食は、さばいたばかりの新鮮な魚を使った焼きサーモン。ひさおさんと一緒にいただきました。子どもたちはひさおさんに、「おさかな、おいしい!」「ひさおさん、ありがとう!」と感謝の気持ちを笑顔で伝えながら食べていました。


 かつてはたくさんあった日野市内の魚屋さんも、今は「魚久」のみとなってしまったそうです。魚久さんは、毎朝、築地から新鮮な魚を仕入れていると聞きました。つくしんぼ保育園に新鮮でおいしい魚を届けてくれている「魚久」を、つくしんぼ保育園はこれからも応援します。


2016年2月8日の週

保育まつり

 週末、日野市役所隣の煉瓦ホールで「第31回日野市保育まつり」が開かれました。「日野市保育まつり」では年1回、市内の社会福祉法人立保育園の子どもたちが演技発表と作品展示をし、同時に保育内容の発表も行っています。つくしんぼ保育園は初回から参加しており、今年も3、4、5歳児クラスの子どもたちが遊戯発表や作品展示で参加しました。

 つくしんぼ保育園では今年はお話の世界をイメージして、4、5歳児がお姫様やピーターパン、海賊に変身して遊戯をしました。楽屋では少し緊張した表情も見られましたが、本番では役になりきって踊っていた子どもたちです。

保育まつり

 女の子たちは、自分の好みでドレスを選びました。男の子たちは、小道具の短剣を持ったアクション・シーンがくる度に、よりいっそう力強くポーズを決めていました。

 体育指導を取り入れているため、とび箱の発表も行いました。大きな舞台に一人で立ち、特別な緊張感の中で行う発表です。跳び終えた子ども達の笑顔は、達成感と自信に満ちあふれているように見えました。


保育まつり

 最後は、オズの魔法使いをイメージ。『オーバー・ザ・レインボー』に合わせてパラバルーンを発表しました。皆の息が合わないと、パラバルーンは重たくてなかなか膨らみません。この日に向けて、「親指が下になるように握るよ」「今だよ」「さっきよりタイミングが合ってきたね」と、良かったところや、練習してもっと良くなるところを保育士と子どもたちで見つけ合いながら練習してきました。途中、パラバルーンを持ったまま5歳児がでんぐり返しをするところや、メリーゴーランドの形になるところも、子どもたちでバランスをとりながら技を完成させてきました。「もっとそっちだよ」「ひっぱって〜」と、5歳児がリーダーシップをとる場面もありました。

保育まつり

 舞台上では、最後、皆で顔を見合わせポーズをとり、「ヤー!!」と元気な掛け声。しっかり決まりました。舞台横の花道では、3歳児クラスの子ども達が手作りの花を振って踊り、後半にはふたたび登場してパラバルーンの曲に合わせて踊り、舞台をいっそう盛り上げていました。練習の成果をたくさんのお客さまに見ていただいた子どもたち。大きな自信になるとともに、「来年はどんなことができるかな」「あんなことができるのかな」という期待にもつながったことでしょう。


2016年2月1日の週

節分

 2月3日は節分の行事を行いました。当日は、朝から園内に香ばしい香りが…。でどころは、給食室で焼いていたイワシでした。焼いたイワシの頭を園庭から切ってきたヒイラギに刺して、節分の飾りの完成。鬼を寄せ付けないよう、それぞれの部屋の前に飾りました。「おにはそと ふくはうち」、節分の歌があちこちの部屋から聞こえていました。

 


節分

 午後になり、いよいよ幼児クラスが豆まきをする時間です。まず紙芝居を読み、「節分」は季節の分かれ目のことで、春が始まる前に「病気や悪いものを追い出す」という意味があることを学びました。そして、豆まきの歌を歌い、いよいよ1人ずつに豆が配られます。「みんな、豆をもったかな?」と保育士が確認をしている間に「鬼」が登場!

 子どもたちは「赤鬼」と「緑鬼」の登場に驚き、逃げようとします。「豆を投げるんだよ!」と保育士が声をかけると、あわてて「おにはーそと!」と豆を投げる子どもたち。中には投げることができず、泣きながら保育士の後ろに隠れてしまう子どももいました。鬼が保育士を連れていこうとする姿を見て、「おにはーそと! おにはーそと!」と、子どもたちは「せんせいをまもるんだ!」と必死。最後は、保育士の合図で「おにはかえれー!」と声を合わせると…。鬼は窓から外へ逃げて行きました。

節分

 大きな声を出し、たくさん動いて「鬼」をやっつけた子どもたち。おやつは調理職員が手作りした恵方巻と大豆です。(大豆は誤嚥の危険性があるので、3歳児クラス以上です)。年の数だけ盛られた大豆に、「おいしいね!」「カリカリしてる」「固い!」とさまざまな感想が聞かれました。

 恵方巻に入ったサクラデンブを見て、「このピンク色なに?」と子どもから質問があったので、栄養士が「サクラデンブは魚からできているんだよ」と伝えました。怖い鬼をやっつけ、おいしいおやつを食べた子どもたち。お迎えに来たお父さんやお母さんに、楽しそうに「節分」の話をしていました。


社会福祉法人 つくしんぼ保育園

園長:久野順子
〒191-0041
東京都日野市南平5-8-2

TEL 042-591-6153

メール info@tsukushinbohoikuen.com