本文へスキップ

高幡不動(東京都日野市)で子どもたちを育んで、45年

今週のつくしんぼ 2019年10月と11月report

(次のページ)2019年12月と2020年1月はこちら 

2019年11月25日の週 魚の解体と、ごぼうサブレづくり

サブレづくり

 地元・南平にあり、いつもおいしいお魚を運んできてくれる、魚久の「ひさおさん」が保育園に来て、サケをさばいてくださいました。毎年恒例の行事です。0〜2歳(乳児クラス)は2階テラスから、3〜5歳(幼児クラス)は園庭で見学をしました。「すごい大きいー!」「どこからきた魚ですか?」「どうやったら釣れますか?」などなど、子どもたちはたくさん質問をしていました。ひとつひとつ、ひさおさんはていねいに答えてくださっていました。


サブレづくり

 給食は、お魚本来の味をそのまま味わってほしいと、調理職員が素焼きにしました。焼けたサケをみて「焼いたらピンクになったー!」「おいしい!!」「皮もおいしい!」「もったいなくて食べられない!」と、みんな笑顔で食べていました。


サブレづくり

 今週はもうひとつ、ばら組(4歳児)のごぼうサブレ作りも紹介します。「冷たい!」「柔らかい」「なにか匂いがする〜!」と生地にさわることそのものも楽しみながら、ハート型や猫、ウサギなどなど、みな思い思いの形を作っていました。


サブレづくり

 そして、ふっくら良い色に焼き上がったサブレを調理職員が運んできてくれました。一人ひとり、自分で作ったサブレを取りにいき、大事そうに机に運んでいました。「クッキーみたい」「かわいくて食べられない」「ごぼうの味がする!」と、いつもとは違うオリジナルサブレを堪能していました。

 そこに、さくら組(3歳児)の子どもたちも見学にきて、「かわいいな」「いいな〜」と言う声。ばら組の子どもたちは、恥ずかしそうにしながらもとても嬉しそうでした。


2019年11月18日の週 園庭で遊ぶようになった0歳児の様子

 今週は、つぼみ組(0歳児クラス)の様子をお伝えします。

 冬の初めの空気が心地よい季節になりました。つぼみ組の子ども達は、先月頃から天気の良い日には園庭に出て体を動かし、探索活動をしています。歩行が安定してきたお子さん、お座りが安定してきたお子さん、それぞれの遊びを広げています。


ゼロ歳児

 まずは月齢の高いお子さんです。園庭には、室内で遊ぶ滑り台より大きな滑り台があるのですが、よいしょよいしょと全身を使い、保育者に支えられながら階段を登って行きます。登り終わると、勢いよく滑り、「きゃあ〜」と声があがります。何度も登っては滑り、滑り台のとりこになっています。


ゼロ歳児

 次は月齢の低いお子さんです。お座りが安定し、一人で積極的に遊ぶ姿が多く見られてきました。園庭では、つぼみ組だけではなくお兄さんお姉さんも遊んでいるので、関わりも増えてきます。この日は3歳児クラスのお姉さんが「一緒に遊ぼう」と、2人でおままごとをしていました。おもちゃの使い方も教えてもらい、ますます遊びが広がります。


ゼロ歳児

 最後は赤く色づいた葉っぱを見つけたお子さんです。植物は季節によって色が変わったり、感触が変わったりと様々な発見ができます。自分で見つけた葉っぱを大事に持ち、保育者に見せてくれました。子どもたちの発見や気づきをしっかりと受け止めながら、喜びや次の発見につなげていける保育にしていきたいと思っています。


2019年11月11日の週 活動盛りだくさんの週でした

脱穀等

 今週は5歳児ゆり組の様子をお伝えします。


 子ども達が種まきから育てた稲が実ったので、10月に稲刈りをし、そして今週、脱穀ともみすりを行いました。

 脱穀には、牛乳パックと空き箱を使いました。牛乳パックでは角の側面に稲穂の部分を入れて、角をぎゅっとつまんで、ゆっくり稲を引っ張ります。空き箱では稲穂を箱の中に入れ、ふたを閉めて、ふたのへりを強く押さえて稲をゆっくり引っ張ります。

 初めは角の隙間から稲穂が抜けて出てしまい、「あれ? そのまま出てきちゃった」「できなかった」とあきらめてしまいそうでしたが、コツをつかむと「できた! スッと取れて気持ちがいい!」と何度もチャレンジ。「まだやる!」と長い時間をかけてじっくり取り組んでいました。


脱穀等

 脱穀が終わると、次はすり鉢と野球ボールを使って、もみすり体験をしました。

 お米ともみ殻が分かれていくと、「あっ、お米が出てきたよ!」。勢い良すぎてすり鉢からこぼれてしまうこともありましたが、こぼれることがわかると、ゆっくり丁寧に野球ボールを回していました。こぼれてしまったお米を1粒1粒ずつ大事に拾ってくれるお子さんもいました。


脱穀等

 もうひとつ、先週は子ども達がとても楽しみにしている、地域の方たちとの交流もありました。今回は「あやとり」を教えてもらいました。

 基本の指の形は手をパー、親指と小指の付け根に通すことがポイントだと教えてもらいました。指が思うように動かず、うまくできない時には、地域の方が優しく教えてくださいました。

 最初は「こうやるんだよね」と難しい表情をしていた子どもも、「できた!」「できた!」と夢中になり、最後は笑顔で「楽しかった」と言っていました。


脱穀等

 一人あやとりやほうきだけでなく、2人組になって、もちつきや指ぬきなどの手品もできるようになりました。

 地域の方とのふれあいの時間はあっという間の楽しい時間になりました。


2019年11月4日の週 クリスマス発表会の楽器をつくりました

楽器づくり

 2歳児(すみれ組)は、クリスマス発表会で『ジングルベル』の曲に合わせて楽器を鳴らします。その時に使うマラカスとタンバリンを自分たちで作った日の様子をお伝えします。

 使ったのは、トイレットペーパーの芯と丸いチーズの空き箱。

 このお子さんは、好きな色の画用紙とペンを選ぶと、画用紙の隅まで丁寧に塗りつぶしていました。塗り終えた後は、「いっぱい塗れたからおしまい」と満足気に言い、作品を見せてくれました。


楽器づくり

 このお子さんは、画用紙がペンでにじんでいくのを発見し、「おもしろい」と言いながら、何度もにじんでいく様子を見ていました。2枚目の画用紙には、先程とは違い、ペンを上下に動かし、色を夢中で塗っていました。画用紙に色を塗り終えた後、「マニキュア塗ったの」と爪まで色鮮やかに塗っている子もいました。


楽器づくり

 子どもたちが塗り終えた画用紙を、トイレットペーパーの芯とチーズの空き箱に貼り付けました。


楽器づくり

 楽器の製作後は、リトミックで楽器遊びをしました。

 ピアノが流れている間は、「キャー」と言いながら自由に楽器を鳴らし、動き回っていた子どもたち。ピアノの音が止まると、素早く、思い思いにポーズを決めて、ピタッと止まっていました。


2019年10月28日の週 つくしんぼまつりを開きました

つくしんぼまつり つくしんぼまつり

 先週末、つくしんぼまつりと生活発表展を行いました。前日はぐずついていた天気も、当日は太陽が出てきて気持ちの良い秋晴れでした。


 生活発表展では、各クラスの春、夏、秋の製作物を展示しました。クラスごとの個性が出た展示となり、保護者の皆様にも「すてきな作品ですね」「こんな活動をしているのですね」と、日頃の保育園の様子を見ていただくことができました。


つくしんぼまつり つくしんぼまつり

 つくしんぼまつりでは、1階で綿菓子とポップコーンを、そして今年からは給食体験コーナーも行いました。セット券として事前に購入していただたチケットの他に、当日先着20名分のチケットも販売しましたが、大盛況で完売いたしました。セットの中には名物の「つくしんぼ汁」も入っていて、とてもご好評いただき、食事の部屋はワイワイと賑やかな空間となっていました。


つくしんぼまつり つくしんぼまつり

 2階では、作って遊ぼうコーナーとバザーコーナーを行いました。作って遊ぼうコーナーでは、受付で見本の玩具を見て子どもが自分で選び、できあがると「みて! いいでしょ♪」と、保育士に見せてくれる子どももたくさんいました。バザーコーナーでは、くじ引きが大人気でした。ボールを入れた数でくじが引けたので、子どもたちは真剣にボールを投げ、こちらも大盛り上がりでした。


2019年10月21日の週 3歳児の秋の遠足です

遠足

 先日、3歳児クラスが、つくしんぼ保育園から高幡橋を渡った所にある大木島自然公園へお散歩遠足に行きました。

 「いってきまーす!」と元気に出発。すれ違う方に「おはようございます」と挨拶をしたり、台風の影響で少し水が濁っている浅川の中でも、魚の影や白い鳥を見つけたりしながら歩きました。


遠足

 公園に到着すると、まずあたりを見渡して、秋の自然に興味津々な子どもたち。ジップロックで作ったカバンを持って、公園内を探索! 赤、茶色等、落ち葉の色の違いに気づいたり、緑の実を見つけたりしていく中で、不思議な木を見つけました。


遠足 遠足

 くねくねした木を見て、「ジェットコースターみたい!」と言って、皆で座ったり、バランスを取りながら登ったりして遊びました。


遠足 遠足

 くねくねの木以外にも、穴が開いている木を見つけ、「何かいるかなー?」とそっと木にあいている穴をのぞいているところです。「何か、いたかな?」と聞くと、「暗くて何もいなかった!」と言って、他の木の穴ものぞきに行っていました。また、大きな穴があいている木も見つけ、中に入ったり、「おーい!」と友達同士で手を振り合ったりしていました。


遠足

 途中でおやつタイム。こちらの写真は、「先生、おいしいー!」と言っているところです。


遠足

 おやつを食べた後、公園の奥の方へ進むと、「あー! どんぐりあった!」とたくさんのどんぐりを見つけました。「太っちょどんぐりだ!」「栗みたい」「こっちは細い」と大はしゃぎでした。

 帰り道は、「お土産(集めた自然物)、喜んでくれるかな」「また、いきたいな」と公園でのできごとを話しながら帰りました。


2019年10月14日の週 4、5歳児クラスの遠足。台風のご報告

 今週は、4、5歳児の遠足の様子をお伝えします。


 子どもたちが楽しみにしていた遠足の日が来ました。目的地は、ららぽーと立川立飛にある「創造冒険」です。

 バスに乗り、いよいよ出発!! 店や車が見えるたびに、「あっ、ここ行ったことあるよ」「パトカーが見えた」と、バスの中でも大興奮の子ども達。30分ほどバスに乗ると「創造冒険」に到着しました。


遠足

 「おはようございます」と施設の方に元気よく挨拶をして約束事を確認したら、いよいよ遊びがスタート。

 まずは、施設の真ん中にある滑り台に走って向かう子どもたち。


遠足

 まずは一人で勢いよく滑ります。「この滑り台楽しい」「もう一回やる」と何度か滑ると、次はお友だちと手をつないで一緒に滑ったり、肩を軽く持って電車のように連結して滑ったりしていました。繰り返し滑っているうちに、次々と新しい滑り方に挑戦。


遠足

 今度は後ろ向きです。後ろが見えないスリルがたまらなく楽しいようで、こちらも大人気の滑り方でした。


遠足

 そして、もうひとつ。

 「先生見ててねー」と4歳児の男の子が声をかけてきました。その滑り方は、名づけて「スーパーマン」。足を上げてお腹だけつけて滑ると、スピードもよりいっそう早くなります。


遠足

 別のコーナーでは、なにやら木のボールを黙々と袋に入れていました。袋にたくさんボールを入れると、お友だちと協力して滑り台の上へ運びます。すると…、


遠足

 ジャーッと勢いよくボールを斜面に転がして遊び始めました。大きな音とともに下に落ちていくボールを見ながら、「わー! すごい!」と大盛り上がりでした。


遠足

 こちらでは来年の春、一年生になる5歳児クラスの子どもたちが集まり、授業ごっこが始まっていました。「3と2を足したらいくつ?」、答えのぶんの木を板の上に乗せたり、木を高く積み上げてタワーにしたりと、次々に新しい遊びをつくって楽しんでいました。


 あっと言う間に遊びの時間が過ぎ、お弁当の時間です。「お母さんが早起きして作ってくれたんだ」「見てみて! このおにぎり可愛いでしょ」とお友だちと中身を見せあいっこしながら食べていました。

 園に戻ると「今日の遠足楽しかった」「また行きたいな」と、とても楽しい思い出になったようです。



 最後になりますが、先週の台風19号についてです。

 10月12日(土)14時20分、日野市から台風19号の影響による「大雨特別警報」が発令されましたが、13日(日)0時30分にはすべての避難情報が解除となりました。翌日曜日、園内・園周辺の点検を行ったところ、幸いにも浸水などの被害はなく、15日(火)から通常保育を始めることができました。今後の災害対策については地域の特性をより意識し、最悪を想定した検討をしてまいります。被害を受けられた方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、一日でも早く平穏な生活に戻れるようお祈り申し上げます。


2019年10月7日の週 1歳児クラスの活動など

1歳児

 今週は、1歳児クラスの園庭遊びの様子等をお伝えします。

 幼児クラスの子ども達がサツマイモ掘りをしていたので、1歳児クラスの子どもたちも収穫したイモを見せてもらいました。保育者が「サツマイモだよ」と伝えると「おいも?」と言う子、手を伸ばしていろいろなイモを持ち替えては観察する子などなど。ナメクジがついているサツマイモもありましたが、子どもたちは怖がらず、真剣に触っていました。


1歳児

 こちらはイモのつる(先週の話題です)とイヌダテを使って、子どもたちと一緒に作ったリースです。小さなミカン(写真には写っていません)とホオズキも飾り、かわいらしいリースになりました。子どもたちはみかんの匂いを嗅いでにっこり笑い、リースに触ろうと手を伸ばす子もいました。その後、リースはお部屋に飾りました。


1歳児

 緑の服を着たお子さん(左)が、机の上の砂を手で落としているのを見て、保育者が手持ちのホウキを渡したところ、お掃除ごっこが始まった時の写真です。毛先を机に当て、腕を動かしてきれいにしていました。その様子を見て、「わたしも」と一緒にお掃除をし始めた子もいました。その後、きれいになった机でおままごとをして遊んでいました。


 最後に別の話題です。10月12日(土)は大型で強い勢力の台風19号の接近に伴い、日野市の市立保育園すべてとほとんどの民間保育園が臨時休園となりました。園でも園庭を見回り、遊具を片づけたり、土のうを置いたり、窓ガラスに養生テープを貼ったり、できる限りの対策をしました。皆さんもお気をつけてお過ごしください。

1歳児 1歳児

2019年9月30日の週 「サツマイモのつる」でさまざまな活動をしました

サツマイモのつる

 先日、5歳児クラスの子ども達がサツマイモのつる取りをしました。

 昨年、給食でイモのつるを煮物にして食べたことを話しながら切り取る手順を説明すると、「おいしそうなところはどこかな」「こうやって持つといっぱい取れるよ」と友だち同士でアイディアを出しあい、工夫しながら作業を進めていました。


サツマイモのつる

 「なにをしているのだろう?」と3歳児の子どもたちが様子を見に集まってくると、得意そうに切って見せたり、説明したりする姿が見られました。


サツマイモのつる

 残ったつるの部分を保育士が結んで長くすると、3歳児の子どもたちが集まってきて電車ごっこが始まりました。園庭にジョウロで線路を描くと、その上を特急電車のように勢いよく走っていました。つるから始まった見立て遊びを友だち同士で発展させていました。


サツマイモのつる

 翌日には、給食室で煮込んだイモのつるを給食でいただきました。4歳児の食事会には、お客さまも来てくださいました。地域の方とのふれあいで4歳児クラスにけん玉を教えに来てくださったけん玉協会の松永さんと、つくしんぼ保育園に毎年、昔遊びや伝統芸能を体験させてくださる方を紹介してくださる、ふれあいサロンの野澤さんです。敬老の日の意味もこめて、子どもたちが歌を披露し、日頃の感謝の気持ちをお伝えしました。

 イモのつるは油揚げと一緒にかつおだしや醤油で煮付けにしました。ふだん食べていない食材を見て、手が出にくい子どももいましたが、「おいしい」「やわらかい」とすすんで食べる姿も見られ、和やかな食事会となりました。


サツマイモのつる

 もうひとつ、この週に行われた年長児の保育参観では、イモのつるでリースの土台作りをしました。保護者の方や保育士に支えてもらいながら長いつるを巻きつけたり、先に葉を切り落としてから作業を始めたりと、ここでも5歳児の工夫が見られました。保護者の皆さんとの共同作業で作った土台は、乾燥した後に飾りつけをし、クリスマスのリースにする予定です。



 つくしんぼ保育園の園庭にある畑は栽培や収穫だけでなく、実際に食べる、素材として遊びや制作に使って楽しむなど、いろいろな体験をしてたくさんの気づきを見つけられる宝物です。畑に集まってくる虫も、子どもたちは大好きです。茂っていた葉やつるがなくなり、すっきりした畑では、土の中でサツマイモが日の光を浴びてまた少し大きくなっていることでしょう。子どもたちは、どんな形のサツマイモが掘れるか楽しみにしているようです。


 

社会福祉法人 つくしんぼ保育園

園長:久野順子
〒191-0041
東京都日野市南平5-8-2

TEL 042-591-6153

メール info@tsukushinbohoikuen.com