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高幡不動(東京都日野市)で子どもたちを育んで、45年

今週のつくしんぼ 2019年6月と7月report

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2019年7月22日の週 雨続きの日のゼロ歳児クラス

 7月に入ってもすっきりとしない天気が続いていましたが、子どもたちは元気いっぱいに遊んでいます。たとえば、子どもにとっては雨も興味をひくものの一つ。窓の外の様子をじーっと観察し、雨のしずくが垂れる様子や音を楽しんでいるお子さんもいました。


雨の日

 では、今回はつぼみ組(0歳児クラス)の様子をお伝えします。

 こちらのお子さんは、ポットン落としを楽しんでいます。最初はなかなか穴に入らず、何度も挑戦していました。保育士がやって見せると真似して見事成功! “ポットン”という音とともに“できたよ”と言いたそうな満足げな表情で保育士と目を合わせていました。


雨の日

 この写真は、月齢の高いお子さんが2人で遊んでいるところです。「だだだだ」と言いながら2人で棚をたたいて音を出し合い、笑い合っていました。その後は2人で足踏みをしながら「キャッキャッ」。笑い声がクラスに響き、職員も一緒に笑った一場面でした。


雨の日

 お友だちを見つけ、見つめ合っている瞬間です。じーっと見つめ合った後は2人でニコッと微笑み合っていました。お友だちとの出会いを嬉しく思っているのでしょうか。

 日一日と成長していく子どもたちに、たくさんの「〜合う」があった一週間。明日はどんな「〜合う」があるのかな?と保育者も、毎日が楽しみです。


2019年7月15日の週 とうもろこしの皮むきとじゃがいも掘り

収穫

 まず今週は、すみれ組(2歳児クラス)でとうもろこしの皮むきをしました。

 とうもろこしに触れると「皮かたいね!」、ヒゲを触わると「モジャモジャしてる! 髪の毛みたい!」と、いろんな声が聞こえてきました。、一枚一枚皮をむいていき、とうもろこしの豆が見えると、「黄色だ―!! 白もあるー!」と大興奮でした。


収穫

 とうもろこしから出ているヒゲを不思議そうに眺めてから、1本1本丁寧に取っていました。皮むきしたとうもろこしは、ゆでとうもろこしになっておやつに出ました。みんな、勢いよく夢中で食べていました。


収穫 収穫

 そして、幼児クラスは今年も近所の「おじさんの畑」で、じゃがいも掘りをさせていただきました。

 土から顔をのぞかせているじゃがいももありましたが、「下の方にもたくさんあるよ!」というおじさんの声かけに頑張って掘り、大きなお芋を見つける子や、小さなお芋に喜んでいる子。つるを力いっぱい引っ張ると「たくさんついてたー!」と夢中になり、いつもとはまた少し違う表情が見えました。


2019年7月8日の週 なつまつり

夏祭り

 7月4日に幼児クラスがお店を開き、全園児と職員でなつまつりを行いました。

 3歳児クラスは、巨大タコ焼き器の9つのくぼみにたこ焼き型のボールを投げて入れる「たこやきビンゴ」をしました。

 初めてお店屋さんをした子ども達でしたが、お客さんがみえると大きな声で「いらっしゃいませ」と挨拶をして、「ここからボールを投げてください」「遊びにきてくれてありがとう」と張り切っていました。

 また、お客さんが投げたボールがくぼみに入ったり、1列そろったりすると、「すごいね」「ビンゴ!」と笑顔で拍手。入らないと、そっとくぼみにボールを入れてあげる姿も見られました。


夏祭り

 4歳児クラスは、「バーベキュー屋さん」「アイスクリーム屋さん」をしました。お客さんに「どちらか選べますよ」「バーベキューは具を3つ選べます」と声をかけていました。バーベキューは、具を選ぶとその場で串(厚紙で作ったもの)に刺して手作りの焼き場で焼いてくれるシステムで、どの具にするか悩んでいる子に「これにする?」「お肉は好き? おすすめだよ」と優しく声をかけたり、「しっかり焼いてください」という要望には、「かしこまりました」「少し焦げちゃいました」とやりとりをしたりしていました。

 遊びにきたお客さんも、「おいしいね」とアイスをなめる真似をしたり、「何の具にした?」と選んだ具を笑顔で見せ合いっこしたりしていました。


夏祭り 夏祭り

 5歳児クラスは、「新聞紙ダーツ」「輪投げ」「だるま落とし」です。

 スタンプラリーにもなっていて、「どれから遊ぼうかな」「いっぱいあって迷っちゃう」と子ども達は大興奮。

 輪投げは台がくるくると動く仕組みになっており、お客さんに合わせて回すスピードを変えてあげる年長クラスのお店屋さんには、私たち保育士もびっくりしました。  だるま落としでは、「こっちからトントンってするんだよ」「だるまの顔は落とさないようにね」と遊び方を見せながら教え、待っている子どもからは「頑張れ」と応援する声も聞こえ、大盛り上がりでした。


夏祭り

 そしてこの日の給食は、子ども達に大人気のバイキングで、自分の好きな物を選んで食べました。

 スープに入ったオクラやおやつに出てきたクッキーの形を見て、「お星さまだ」「かわいいね」「2回も星が出たね」と喜び、なつまつりの話をしていました。


2019年7月1日の週 これは何だろう?(1歳クラス)

1歳児

 今週は、1歳児クラスの様子をお伝えします。

 先日、梅雨の貴重な晴れ間に初めてお散歩バギーに乗りました。このバギーは、地震などの災害が起きた時、園外避難にも使います。

 ベルトを締め、いざ園庭1周の旅へ。定員は4名だったので、他の2人は職員と一緒に押して歩いてくれました。男の子がバギーを押し、女の子が男の子の背中を押し…、まるで『おおきなかぶ』の絵本のように連なって歩きました。押してくれた2人はその後、交代でバギーに乗りました。


1歳児

 別の日には、きれいに掃除をしてあるテラスの側溝に水を流して遊びました。

 この日はとても蒸し暑かったので、楽しく暑さをしのげるようにと初めての試みでした。手や足を水に入れて水面を揺らしたり、水面をたたいてはね返った水が顔にかかったりと、水の温度や感触をいろいろな触れ方で体験しました。


1歳児

 そして、この写真は、ある男の子が靴下を履いたままで足を濡らしたためにできた足跡です。

 裸足で歩いても足跡がつかないことに気がついた子どもたちが、集まってきました。足跡に自分の足を合わせてみたり、足跡に恐る恐る触ろうとしたりと、偶然の産物にも興味津々な様子でした。

 子どもにとっては、身のまわりのすべてが不思議で楽しいものなのですね。


2019年6月24日の週 高幡不動商店街で七夕飾り

 今週は、5歳児ゆり組の様子をお伝えします。

 この日は、つくしんぼ保育園全クラスの短冊をゆり組の子どもたちが持って、高幡不動の商店街に行き、短冊や輪飾りなどを飾り付けました。短冊や飾りはこの日のために、子ども達が4歳児ばら組と協力して毎日少しずつ作りました。


七夕 七夕

 こちらは笹に飾り付けている様子です。

 事前に堅結びを練習していきましたが、「むずかしいー!」「先生、てつだってー」「できたできた」と、様々な子どもたちの姿が見られました。真剣な表情で笹に飾りを結び付けると自信満々で、「先生、もう1個つけるー!」と嬉しそうでした。


七夕

 すべての飾りをつけ終わった後は、皆で記念撮影です。

 皆で心を込めて作った笹飾りの前で、はい、ポーズ!


七夕

 帰りには、商店街に飾られた大きな笹を見て、「他の保育園のもあるよ」「あっ、つくしんぼ保育園のあったよ」と口々に言っていました。


 みんなの願いがかないますように。


2019年6月17日の週 小麦粉粘土遊びが人気です

小麦粘土

 今週は、4歳児クラスで5月に行って以来、子どもたちの間でブームになっている「小麦粉粘土遊び」の様子をお伝えします。

 材料は
・小麦粉:子ども茶碗1杯
・水:適量
・塩:大さじ1(防腐剤の役目をします)
※小麦粉と水の割合は大体3:1の割合です。
 たったこれだけで作ることができます。

 まずは、小麦粉に少しずつ水を加えて、よく混ぜていきます。

 子どもたちは、「サラサラしてる」「ふわふわする」「いい匂い」と、水を混ぜる前の粉の触感や匂いを確かめていました。

 力を入れてよくこね、粘土状にしていくこの工程が、一番時間もかかり、力も入れるので大変です。けれども、子どもたちは、粉が粘土状になっていく様子を体で感じながら楽しんでいました。


小麦粘土

 この写真は、指に小麦粉がまとわりついて、妖怪・小麦粉人間になってしまった ところです。

 手にくっつかなくなり、粘土状にまとまったら、赤・黄・緑の食紅で色付けです。  おとなに正解を聞かず、「赤と黄色を混ぜたら何色だろう?」、疑問に感じたことはとことんやってみる子どもたち。きれいな色を持っているお友だちには、「何と何を混ぜたらオレンジになるの?」と聞き、情報を共有していました。


小麦粘土

 色付けした粘土で、それぞれが好きなものを作りました。写真のオムライスは、卵の半熟具合まで再現されていて、とてもおいしそうですね。

※小麦粉粘土は、園内に小麦アレルギーのお子さんがいないことを確認して使用しています。


2019年6月10日の週 おもちゃで遊ぶ0歳児の様子

おもちゃ

 つくしんぼ保育園では、子どもの発達に合わせ、また、子どもの思いや保育者の願いも込めて、手作りのおもちゃを子どもたちに提供しています。

 こちらの写真のおもちゃは、園の講師のご家族の方が、子どもたちのために手作りしてくださったものの一つです。ラップの芯を軸にして、ちょうど楽器の鼓(つづみ)と同じ形に仕上がっています。転がるこのおもちゃを、T君が夢中で追いかけています。そろそろお座りもできるようになってきたT君は、おもちゃに追いつくと、お座りの姿勢でじっと、中のビーズや紙ボールを観察し始めました。また、このおもちゃを立てて、つかまり立ちを試みる子もいます。一つのおもちゃで、ずりばい、お座り、つかまり立ちと何通りもの遊び方ができ、子ども自身が遊び方を変化させていました。


おもちゃ

 次に紹介するおもちゃは、鍋つかみに保育士が目と口を縫い付けてパペットに仕上げたものです。目の前でパペットを動かすと、Mちゃんは驚いた表情で保育士を振り返りました。こちらの写真は、まさにその瞬間のMちゃんの表情をとらえたものです。

 Mちゃんは、保育士が笑って見守っているのを見ると安心したように、またパペットに向き直り、興味を持ってじっと見つめ始めます。そして、保育士がコミカルなパペットの動きに笑い声をあげると、同じタイミングでMちゃんも笑いました。このように、子どもは見慣れないものを前にしたとき、信頼する大人の反応を確かめることで安全か危険かを判断するのです。Mちゃんと保育士が同じものを見て、心が通い合ったひとときでした。


おもちゃ

 こちらは、市販のビーズコースター(ワイヤーに通した木製ビーズを指で滑らせて遊びます)に夢中になっている子どもたちの様子です。真剣な表情でビーズを動かすS君の姿につられるように、A君がやってきました。しばらくS君の手の動きを見つめた後、やおら手を伸ばし、横からシュッとビーズを動かすと、とても嬉しそう。保育士が「上手にできたね、S君と一緒だね」と声を掛けると満面の笑みがこぼれました。まるで、S君と同じことができた喜びにガッツポーズをしているようでした。A君にとっては、友達の存在に気づく、初めての場面だったのかもしれません。

 日々、興味の対象が増えていく子どもたちを見て、これからも好きな遊びを楽しむ時間を十分に作っていきたいと思いました。


2019年6月3日の週 春のお散歩遠足

遠足

 5月末、さくら組(3歳児)で、近くの広場に春の散歩遠足に行きました。ふだん、浅川の土手へマラソンに行く時はゆり組(5歳児)と手をつないで歩きますが、この日はさくら組同士で手をつないで歩きました。当日に向けて、「道の端っこを歩くんだよね」「ここに駄菓子屋さんがあるよ」「車が来たら、ピタって止まるんだよね!」など、子どもたちと実際に通る道を確認しながら歩く練習をしてきました。


 遠足当日、まず皆で持ち物を確認して、出発。広場に到着すると、ジャングルジムや砂場、滑り台に興味津々。


遠足

 初めに、緑チーム、黄色チームに分かれ、「ボール運びリレー」をしました。二人一組でボールを運び、コーンのまわりを通って、ボールのバトンを次の走者に渡すゲームです。勝ち負け関係なく、「できたね!」「早かったよね」と言って、協力して運べたことを喜んでいました。


遠足 遠足 遠足

 次に自由遊び、自然採取をしました。ジャングルジムで迷路をしたり、滑り台の上に乗り、「やっほー!」「○○せんせーい!」と手を振ったりと好きな遊びを満喫していました。自然採取では、「こんなきれいな花あった」「ちっちゃくって、かわいい!」といろいろな種類の花や葉を見つけていました。

 帰り道は、「お腹すいたー」と言いながらも、歌を歌って園まで元気に歩きました。


遠足

 園へ帰ると遠足のことを思い返しながら、採取してきた草花でブレスレットを作り、「遠足であつめたのー!」「かわいいでしょ?」と言って見せあっていました。


 

社会福祉法人 つくしんぼ保育園

園長:久野順子
〒191-0041
東京都日野市南平5-8-2

TEL 042-591-6153

メール info@tsukushinbohoikuen.com