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新しい年が始まり、「今年もよろしくお願いします」と挨拶すると、「よろしくおねがいしまちゅ」と返事をしてくれる子どももいました。年末にはみんなで大掃除をし、きれいになったもも組のお部屋で、3月まで元気よく過ごしていきたいと思います。
写真はみんなで作った絵馬です。
今年の願い事を子どもたちに聞いてみると、「こうえんいくのー」「ぼくはママといくー」「アンパンマン!」と、さまざまな思いが聞こえてきました。みんなのその願いを、好きな色のクレヨンを選び、色塗りで表現し、お正月飾りの花と松のシールを貼って仕上げました。
写真の右のお子さんは、シールを台紙からはがすのに真剣な表情です。指先まで神経を集中させ、台紙をはがそうと何度もシールをこすっていました。保育者が見かねて「やってあげようか?」と言っても「ううん」と首を振り、「じぶんでやる」と頑張っていました。
そういえば最近は、パズルやスナップボタンつなぎなど指先を使う遊びが特に人気になってきているので、シール貼りの集中力も遊びの延長ととらえているのかもしれませんね。
このお子さんはできあがった絵馬をカメラに向けて、説明をしているかのようにお話ししてくれました。何を描いたか、シールをどう貼ったのか、一つひとつの工程での思いを伝えたかったのですね。
上でも触れましたが、この写真のように指先遊びをするお子さんが増えてきました。
スナップボタンはフェルト棒を持つ位置や凸凹を合わせるコツをつかむまでは、「せんせー、できないよー」になるのですが、毎日繰り返すことで「できた!」を積み重ね、一人でじっくり取り組む姿が見られます。長―くつなげた満足感を味わった後は、ヘビはもちろん、ベルトやネックレスなどのおしゃれグッズ、魚つりなどの遊びに発展します。
こちらのパズルは突起をつまみ、形に合わせてはめ込みます。まん丸と楕円、正方形と長方形など似ている形があるので、初めのうちは「どこかな〜」と迷いながら当てはめていたのが、ほとんどのお子さんが形の違いを理解し、スムーズに出来るようになってきました。
こちらはおままごとコーナーでの一枚です。
寒くなり始めたころから、赤ちゃん人形を抱っこしたり、寝かしつけしたりと世話をし始めたこのお子さん、この日はご飯と飲み物を用意した隣でお風呂に入れてあげています。ゆっくりゆっくりお湯のなかに浸からせるように人形を入れてあげていました。「気持ちよさそうにお風呂に入っているね」と声をかけると、足を洗ってあげるような動作に。自分が保護者の方にしてもらった経験が遊びの中で再現された場面でした。この写真のあとは、飲み物や食べ物を口まで運んであげていて、お世話が板についてきました。
一方、発達に合わせて階段の昇り降りもハイハイから立って移動するようになりました。安全に下りるため、「いち、に、とん、とん」の掛け声で手すりにつかまり、ゆっくり歩いています。前を下りる子とぶつからないように、手すりから手を離さないように、と約束をしています。今では保育者と一緒に掛け声を合わせながら下りる子もいます。
また、衣服や靴下、靴の着脱にも取り組んでいます。「自分で!」の気持ちが強まる一方で、思い通りにならない現実も…。そんな時には保育者が手を添えて手順を丁寧に教えていくことで、一人でできることが日に日に増えています。
他にも、園庭では縄跳びを使ったり、寒さでできた氷に触れてみたりと、新しい遊びや発見に寒さを忘れて遊んでいる元気なもも組の子どもたちです。
明けましておめでとうございます。2021年が始まりました。
写真は、昨年末、浅川の土手を富士山に向けてマラソンする子どもたちの姿。そして、子どもたち手作りの鏡餅と餅花です(つくしんぼ保育園では安全のため、餅つきでついた餅は食べず、鏡餅と正月飾りにします)。
2020年は新型コロナウイルス感染症に世界じゅうが揺れた一年となりましたが、早くこの感染症が終息することを職員全員、願っています。皆さまにとっても良い一年でありますよう、お祈りいたします。
今年度のクリスマス会は、新型コロナウイルス感染症予防のため、子どもたち全員で集まらず、また、保護者の参加もご遠慮いただきました。そのかわり、2日に分けて遊戯室で1歳児クラスから5歳児クラスが入れ替え制で行い、保護者の皆さんには撮影した動画をアプリで配信しました。
0歳児(つぼみ組)は舞台を使わず、絵本の読み聞かせや手遊び歌、体操など、日々の姿を見ていただきました。保育士の顔や動きをじっと見つめたり、保育士の真似をして一緒に体を動かしたりと、普段過ごしている保育室で安心した表情で参加していました。
こちらは1歳児(もも組)クラスの様子です。
動物の衣装を着て、音楽に合わせて体を動かしました。皆、初めて1人で舞台に立ったのですが、目印として足元に貼ったそれぞれのマークの上に立つことができました。ドキドキした表情の子もいましたが、全員が笑顔でした。
こちらは3歳児(さくら組)の様子です。
劇『てぶくろ』では、幼児クラスになって初めてのせりふに挑戦。初めてとは思えないほど、大きな声ではっきりと言うことができました。
同じ役の子と一緒にせりふを言う場面では、となりの子とタイミングを合わせようと顔をのぞき込み、目が合うとニコッと笑い、嬉しそうに声を出していました。
そして、保育園最後のクリスマス会となった5歳児(ゆり組)です。
劇で『うらしまたろう』を演じました。少し照れた様子の子もいましたが、自信を持ってハキハキとせりふを言う子、言葉と言葉の間隔をあけてよく聞こえるように工夫している子など、一人ひとりがそれぞれに頑張っていました。劇の中盤では、舞台から下り、広々としたスペースで浦島太郎が海の生き物達と一緒にダンスタイム。2人でペアになり、ピアノの音に合わせて、歌いながら相手と交互に手を合わせたり、リズムにのりながら途中でペアが替わったりと、難しいことにも挑戦する姿を見せてくれました。
今年は観客がおらず残念でしたが(園長、副園長、看護師は観客として張り切って応援しました)、「カメラで撮った動画をおうちの人にも観てもらおうね!」と伝えると、「早く観てもらいたい!」「がんばるぞ〜!」といった声がとびかっていました。
最後にもうひとつ…
今年も、サンタさんがつくしんぼ保育園に来てくれました。シャンシャンシャンと鈴の音が聞こえると、「何の音?」と静まりかえる子どもたち。「よいこはどこじゃー?」、大きな袋を持ったサンタさんの登場にびっくりする子もいましたが、「サンタさんだ!」「何が入ってるのかな?」と嬉しそうな子どもたち。目を輝かせてプレゼントを受け取ると、「良い子にしていたらまた来年もくるからね」というサンタさんの言葉に、「うん!良い子にするよ!」「また来てね!」と約束し、手を振ってサンタさんを見送っていました。
今年も1年間、つくしんぼ保育園のホームページをご覧いただき、ありがとうございました。新型コロナウイルス感染症の影響で、皆さまも激動の1年だったのではないかと思います。まだまだ感染の流行が収まらない状況ですが、私たちもマスクの着用や3密を避けるなどのルールを守り、一日も早いコロナ終息を祈っています。
皆さま、健康に気をつけて、良いお年をお迎えください。
朝晩の冷え込みは厳しくなりましたが、日中は暖かい日差しのおかげで気持ちよく戸外活動ができる今日この頃。
つくしんぼ保育園といえば、幼児クラスの「土手マラソン」! 保育園の近くを流れる浅川まで歩き、土手に上がって、少し離れたゴールを目指してマラソンをします。
この日はさくら組(3歳児クラス)が、土手マラソンへ出かけました。
ペアのお友だちと手をつなぎ、土手まで歩きます。「白い線の中を歩くんだよー」と、覚えたての交通ルールを教え合う姿や、「あ、先生! 線からはみ出てるよ!」と保育士を心配する子どもの姿も見られます。
土手に上がると、まずは準備体操です。「いち、に、さん、し!」と元気な声が響きます。
「ゆっくりでいいからゴールを目指して頑張ろう」と声を掛けると、自然と子どもたちから「エイエイオー!!」と返事が返ってきました。やる気満々の子どもたちです(走る時は、マスクをはずしています)。
先頭集団の子どもたちは、カメラに収めるのも難しいほどのスピードです。
一方、後方の子どもたちはゆっくりと走りながら、川をながめ、「白い鳥がいたよ!」「魚が見える!」「あの雲、○○の形みたい」と周りの風景にも目がいきます。色、物、形、数など何気ない自然の中からも、たくさんの学びが生まれます。
赤いほっぺになり、息を切らせながらも最後まで諦めず、それぞれのペースでゴールする子どもたち。先にゴールした子どもたちは「がんばれー」と、走ってくる友だちを応援したり、走りきれたことを一緒に喜んだり、微笑ましい姿です。
帰り道は、朝の寒さもどこへやら…。園に着くころには、「次はなにして遊ぼうかな?」と一日の活動を楽しみにしている子どもたちです。
園長:久野順子
〒191-0041
東京都日野市南平5-8-2
TEL 042-591-6153
メール info@tsukushinbohoikuen.com