今回は、1歳児の部屋に移った0歳児クラスの様子をお伝えします。
クラスを変わった朝は、戸惑いや不安な表情を見せていた子どもたち。保育士がそばにいることを感じて安心できると、お部屋の探索をし始めました。
こちらは、ペットボトルの感触や仕組みを触って確かめている様子です。手前にいるお子さんが、ボールや筒を穴の中に入れると下に落ちていくことを発見しました。すると、近くにいたお子さんも「やってみたい」と、ボールを手に遊び出していました。次の日には、タオルも穴に通ることを発見して、遊びを発展させていました。
この写真は、おやつの時間に撮影したものです。食具を使い、こぼしながらも一人で食べられるようになってきました。最後には、空になったお皿を見せ、「ピカピカだよ」と一人で食べられたことを教えてくれます。
一年間を通して、できることが増え、大きく成長した子どもたち。仲良しのお友達や安心できる保育士を基盤として、新しい環境のなか、一歩ずつ前へと歩んでいます。
さらに! 近くにある中学校の卒業式が終わった後、つくしんぼ保育園の卒園児たちが遊びに来てくれました。たくましく大きくなった姿に、そして、つくしんぼまで顔を見せに来てくれたことに職員たちの喜びもひとしおでした。
最後は、園庭に顔を出したつくしんぼの写真です。
ご卒園、ご卒業のみなさま、おめでとうございます。
今回は、令和2年度ゆり組(5歳児)の卒園式の様子をお伝えします。
今年は新型コロナウイルス感染症対策のため、在園児は参加せず、また保護者の参加は各家庭1名として行いました。当日は、ゆり組18名全員が出席できました。
『一年生になったら』のピアノに合わせて子どもたちが入場し、舞台に登壇しました。まずは、卒園児からの言葉です。つくしんぼ保育園で過ごした思い出や、おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、保育士に向けた言葉を一人ひとり堂々と言うことができました。また、記念歌では『友達になるために』を歌いました。サビの部分はみんなで手話をしながら歌いました。
次に、1人ずつ、在籍年数順に園長から卒園証書を受け取りました。今年は家庭ごとの間隔もあけるために椅子の距離が遠くなり、練習の時には舞台に登壇する順番を忘れてしまうことや、歩く場所やお辞儀をするタイミングを間違えてしまうこともありましたが、本番ではみんながしっかりと卒園証書を受け取ることができました。
今年は新型コロナウイルス感染症流行の影響により、行事や遠足が中止、変更になりましたが、そのぶん、一つひとつの活動がより濃いものとなって、職員も、日常の大切さに気付かされることが多々ありました。4月からは18名、それぞれの小学校へ進み、元気な1年生です。保護者の方々と一緒に見守ってきたゆり組さんたちとの日々を、私たちつくしんぼ保育園の職員は決して忘れません。今度は、ぴかぴかのランドセル姿、そして元気な顔を見せに来てくださいね!
つくしんぼ保育園では毎週火曜日、体育講師の方に4、5歳児クラスへ来ていただき、晴れの日は園庭で鉄棒やなわとび、サッカー、かけっこ、中当てなど、雨の日はホールで跳び箱やマット運動など、体の動かし方を教えていただいています。今号では4歳児クラスの様子をお伝えします。
まずは挨拶をして、準備体操をします。
先生が「1、2、3、4」とかけ声をかけながら準備体操を始めると、子ども達は「5、6、7、8!」と元気よく後に続いてかけ声をかけながら体を動かします。その日のお当番さんが前に出てお手本となるので、さらにやる気が高まり、かけ声も自然と大きくなります。
準備体操の後はかけっこや片足ケンケン、スキップ、後ろ向き走り、かに走りなど、基本的な体の使い方を身につける運動です。
「では、男の子どうぞ」と笛の音の合図でスタートすると、見ているお友だちは「〜くん早いね」「みんな頑張れ!」など、取り組んでいる子のいいところを褒めたり、応援したりしています。
夏頃までは、できないとあきらめてしまうこともありましたが、「あきらめない!」の言葉をテーマに、転んでもできなくても、最後まであきらめずに取り組むようになりました!
なわとびや鉄棒では、できなかった子ができるようになって自信がつき、普段の園庭遊びの時にも自ら取り組んで「〜できるようになったよ! 見てて!」と見せに来てくれます。そして、次へのステップにチャレンジするなど、体を動かすことが大好きな子ども達です。
今回は調理室から、お弁当箱給食と、毎日取り組んでいる食育活動の内容をお伝えします。
まずは、お弁当箱給食を2歳〜5歳児で行った時の様子から。家庭から空のお弁当箱を持ってきて、目の前で自分の食べられる量を伝えながら、給食をお弁当箱に詰めてもらいます。この日の献立は「かやくご飯、白身魚の南蛮漬け、蓮根と南瓜の甘辛炒め、ポパイコーン、みかん、麦茶」でした。各クラス、食べ方はそれぞれで、レジャーシートを用いて遠足気分で食べているクラスもありました。かやくごはんと白身魚の南蛮漬けが特に大人気でした。
こちらの写真は、ひらがな献立を見ながら、その日に食べた給食とおやつをゆり組(5歳児)のお当番さんが赤・黄・緑の栄養素に振り分けている様子です。自分たちで考えたあと、栄養士と答え合わせをしてテラスに飾ります。9月から取り組み始め、今では給食に入っている食材が何色に振り分けられるか、すぐにわかるようになってきました。
ばら組(4歳児)では、毎日、お当番さんが畑の野菜に水やりをしています。今、つくしんぼ畑では、小松菜、大根、かぶが育っています。1月には小松菜とかぶの間引きを行い、間引いたものは七草がゆに入れました。大きく育って収穫するのを、子どもたちだけでなく、私たち調理室の職員も楽しみにしています。
さくら組(3歳児)では、1月からお箸の持ち方を練習しています。お寿司の消しゴムをお皿に移す練習を遊び感覚で取り入れています。無理せず、一人ひとりのペースに合わせて進めています。お箸が正しく持てるようになったら、給食の食具はお箸へ移行します。「早くお箸でごはんが食べたい!」と頑張っていいます。
お誕生日会では、おやつに手作りケーキが出てきます。毎月、違うケーキです。今月のケーキは「フルーツケーキ」。「びっくりするくらいおいしかった!!」と嬉しそうに食べていました。毎月どんなケーキが出てくるか、楽しみにしている子どもたちです。
2歳児すみれ組の子どもたちは、園庭に出てお気に入りの遊びを一通り楽しむと、氷探しを始めます。
まず、1月頃は、メダカの水槽や水を入れたお皿に氷ができるか観察していました。「ないねえ」と、入れたはずの水が乾燥してなくなっていることに気がつくと不思議そうな表情を見せ、「ここならできるかな」と氷ができそうな寒い場所を探しました。お皿の場所を移動させたり、お皿をヨーグルトカップに替えたり試行錯誤を繰り返しているうちに、園庭の畑の隅にある日陰だと氷ができやすいとわかりました。
その後は園庭遊びの度に、氷の存在を思い出すと保育者と一緒にカップに水を入れたり、水が入ったカップをそーっと運んだりして氷づくりをしていました。誰かがそろりそろりと水をこぼさないように歩いていると、気づいた子どもたちが「やるー」と集まり、行列に…。途中で寄り道をしたり、水がこぼれてしまったりして、なかなか到着しないこともありますが、いつもと違った集中力と体の使い方を遊びの中で体験していました。
その後、水の中に小枝や落ち葉を入れたり、泥を入れたりして、「味付けしたの」「ここ持つの」と氷作りに工夫が見られるようになりました。氷ができると「氷あったー」と笑顔でカップから出したり、ままごとに使って砂に埋めたり、得意そうに見せてくれます。
一方、雨が降った後には、霜柱がたくさんできている所を見つけ、「ざくざくしてる」と踏んだ時の音や感触を味わっていました。中には、0歳児のお子さんと一緒に触っていた保育者に「霜柱だよ」と教えてあげている場面も見られました。
冬ならではの自然と触れ合いながら、園庭でも自分たちで創意工夫をしながら遊んでいる子どもたちです。
節分には豆まきをしました。部屋で壁に飾った鬼を退治していたら、本物の鬼が登場! 大きな声で泣いて保育者から離れないお子さんもいましたが、果敢に豆代わりの新聞紙ボールを何度も鬼に向かって投げるお子さんもいました。
無事に鬼が帰ると、新聞紙ボールを投げていたお子さんは「あたま抱えてにげてった」と自慢げに教えてくれました。「真っ黒の頭で、ぐるんぐるんの髪の毛…」と呆然としてつぶやく姿も見られました。泣いていたお子さんに、別の子どもが「もう大丈夫だよ」「守ってあげたからね」と声をかけてあげている場面もありました。友だちに対する優しい気持ちや勇気など、様々な気持ちが育っています。
今年は各クラスで節分の豆まきを行いましたが、5歳児クラスではおやつの時、栄養士と好きな具材を選びながら、自分だけの恵方巻作りもしました。作り終わるといつも賑やかなクラスがしーんと静まり返り、皆で南南東を向きながら福を願って食べました。
園長:久野順子
〒191-0041
東京都日野市南平5-8-2
TEL 042-591-6153
メール info@tsukushinbohoikuen.com