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高幡不動(東京都日野市)で子どもたちを育んで、45年

今週のつくしんぼ 2016年6月と7月report

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2016年7月25日の週 5歳児がお泊まり保育をしました

お泊まり保育

 年長児が参加して行なったお泊まり保育の報告です。

 金曜日はあいにくの雨天でしたが、バスに乗って「三鷹の森ジブリ美術館」へ遠足へ行きました。調理職員が用意したおにぎりやミカン、おやつを持ち、カッパを着て「さあ出発だよ!」と元気に出発。

 ジブリ美術館には映画『となりのトトロ』に出てくる大きな猫バスがいます。子ども達が実際に中に入ったり、上に乗ったりできるもので、みんな「きもちいいい!」「かわいい!」と大喜びで遊んでいました。長い螺旋階段を登って屋上へ出て、映画『天空の城ラピュタ』に出てくるロボット兵も見ました。帰り道には雨もやみ、バスの中でしっかり休憩もできたので、園に帰ってきても元気な子ども達でした。

 例年は、夕方のこの時間になるとさみしくなり涙を見せる子どももいますが、今年は美術館で見たミニシアターの話をしながら絵を描いたり、調理職員と包丁を持ち、自分で好きな大きさに野菜を切って夕飯のカレー作りをしたりと楽しそうでした。

 夜は職員の出し物を見、誰もいない園内をグループに分かれてスタンプラリーをして回りました。この頃になると、さみしさや不安を隠しきれず職員から離れられなくなり、皆が園内を一周してくるのを待っている子もいました。それでもシャワーを浴びて遊戯室にひいてある布団で寝る時は、まるでお昼寝前のようにいつも通りの姿。なかなか寝つけない子の近くには職員が寄り添って、布団に入って40分も経つころには皆眠りについていました。

お泊まり保育

 起床後、洗顔、着替えをすませ、近所の八坂神社へ朝の散歩へ行きました。「なんでカーテンしまってるの?」「みんなは?」と誰も登園していない保育園を見て不思議そうな様子でした。「みんなで保育園にとまれたね」「お父さん、お母さんがいなかったけど、なかないでねれたね」「またおとまりしたいな」と楽しかったようです。ただ、朝食の時に、「もうすぐお迎え来るからね」「帰りの支度は」…と話し始めるとこらえきれなくなり、涙が出てくる子どももいました。

 お迎えの時間になると、「どうだったかな?」と心配そうな保護者の方々。子ども達は2日間の中で一番の笑顔を見せて、「ただいま!」「おかえり!」と抱きしめてもらっていました。

 今週の月曜日、3歳児、4歳児の友達にどんなことをしたか、何が楽しかったか発表する時の声はとても堂々としていました。親元を離れて友達や職員と保育園で泊まった経験は大きな自信になり、子ども達をひとまわり大きく成長させてくれたようでした。

 

2016年7月18日の週 楽器遊びをしました:1歳児

楽器遊び

 今週は、1歳児クラスの保育を紹介します。

 この日は楽器遊びをしました。子どもたちがそれぞれタンバリンかカスタネットを持ち、『手をたたきましょう』『おもちゃのチャチャチャ』『かえるのうた』などの曲に合わせて音を鳴らしました。初めての楽器にふれて、みんな大喜びで、「うわぁ〜」「すごーい」と言いながらたたいたり、振ったりしていました。

 素敵な合奏に拍手喝采でした。

 
楽器遊び

 そして、7・8月合同誕生日会の日のおやつは、カルピスとアイスパンケーキ!!

 午睡明けから「アイス〜? アイスすき〜!」と楽しみにして、着替えもあっという間に終わらせていました。

 おやつが来ると「つめた〜い」「もっともっと!」と言いながらペロリと食べ、最後には溶けたアイスもしっかりスプーンで集め、食べていました。

 

2016年7月11日の週 2歳児、運動遊びの様子です

運動遊び

 体を動かすことが大好きな2歳児クラス(すみれ組)の運動遊びの様子です。今日はマットやフラフープ、とび箱を使って遊びました。

 保育士たちが準備をしていると、子どもたちから「がんばれー!」と応援の声が聞こえてきました。クラスでも、お友だちが頑張っている姿を見て「がんばれ」と応援しているからでしょう、保育士にも声をかけてくれた、優しい子どもたちです。

 
運動遊び

 コースは、とび箱の山を越えて、マットの上をハイハイで通り、フラフープのところでジャンプして戻るというもの。2列に並び、順番を覚えられるように声をかけていきます。

 初めは自由にスタート位置にいた子どもたちでしたが、「青い線だね」「こっちだよ」と言いながら、だんだんと自分たちで遊べるようになっていきました。ジャンプする時は「うさぎさん」「カエルさん」「ケロケロー!」と言いながら、動物になりきって勢いよく飛んでいました。

 
運動遊び

 次に、フラフープを一人ずつ持って遊びます。フラフープをハンドルに見立てて「ブーン」と言いながら走り回ったり、「シュッシュッポッポしよう」「運転手さんになる」と言いながら電車ごっこをしたり。お友だちのフラフープと自分のフラフープを小さな手でしっかりつかみ、仲良く進んでいました。

 片づけの時には「またやりたーい!」と言っていた子どもたち。これからもたくさんの遊具を使って、たくさん遊んでいきたいと思います。

 
 

2016年7月4日の週 七夕の日の夏祭り

夏祭り

 7月7日の七夕の日、つくしんぼ保育園では夏祭りを行いました。

 3歳児が魚つりゲーム、4歳児がお化け退治ゲーム、5歳児がキャンディーと焼きトウモロコシ屋さんをしました。コーナーで使うもの、持って帰れるものはそれぞれのクラスで手作りしました。

 3歳児(さくら組)は、ねじり鉢巻きをしてお客さんをお出迎え。自分たちで色を塗った魚を手作りの池に浮かべて、お客さんに竿を渡し、「魚は1匹ずつもってかえってくださいね」と声をかけてあげていました。0歳児の子どもたちも、竿を渡してもらうと嬉しそうに振っていました。お店係の子どもが「がんばれー」と声をかけて、保育士と一緒に釣ることができると大歓声が起きていました。昨日までの準備では自分たちが釣ることに夢中になり、静かな雰囲気でしたが、今日はたくさん来たお客さんに声をかけて、魚つりゲームは大繁盛でした。

 4歳児(ばら組)では、カーテンをひいてほんのり暗くした保育室にそーっと入ってくるお客さんに、案内係の子どもが「こっちですよ!」と丁寧に案内してあげます。  お化けがついているトンネルを押さえる係、お化けを捕まえるボールや輪を渡す係、スズランテープ(色がついた薄いビニールのひも)についたお化けを動かして「おばけだぞ〜」と驚かす係などたくさんの役割がありました。トンネルの途中できょとんとして立ち止まってしまった1歳児に優しく、「こっちだよー」と呼んであげる場面も見られました。

 「ばら組さんにお化けがいるよ!」「どこに!?」と、先にお客さんになってお店を回ってきた5歳児の間でばら組の楽しそうな様子が噂になっていました。手作りのうちわやお化けでにぎやかにお部屋を飾り、保育室全体を使ってお化け退治ゲームを楽しんでいました。

夏祭り

 5歳児(ゆり組)は花柄のターバンを巻いて、「いらっしゃいませー!」「おすすめはこちらですよー!」と掛け声も元気に、まるで海辺の屋台のようです。キャンディーが売れて品数が少なくなってくると、ストックコーナーへ取りに行き新しく並べます。焼きトウモロコシ屋さんでは、「おいしくなーれ」と手作りの焼き場の上で、コロコロ焼いてから醤油を塗る真似をし、イメージをふくらませて、お客さんをお迎えしていました。

 低年齢の子どもたちには「どうぞ」と渡してあげたり、大きいクラスの子どもたちには「おすすめの味は…」と選んでもらったりと、やりとりも楽しんでいました。そして、帰るお客さんから「ありがとうございました」と言われると、「どういたしまして」と答える子どもたち。「お店屋さんって、どんな言葉でお見送りしてるかな?」と聞いてみると、しばらく考えてから、「毎度ありー!」「またきてください!」「お店のドアの所でお見送りしてる!」と、いろいろな気づきが出てきました。

  夏祭り

 夏祭りの後の子どもたちは、それぞれのクラスでもらったお土産を自分で作ったカバンに入れ、持って帰るのも楽しみな様子でした。

 そして、今日の給食は、つくしんぼ保育園自慢のバイキング給食です。いなり寿司、鶏肉のトマトソテー、天の川サラダ、夏野菜のカレーソテー、お星さまスープ、ブドウゼリーといった夏らしいメニューが並びました。「お肉、やわらかいね」「オクラのお星さまだ!」と、好きなメニューを選んで食べていた子どもたちです。

 

2016年6月27日の週 3歳児クラスのリトミック

リトミック

 今回は3歳児クラスから始まるリトミックの様子をお伝えします。

 今週、園服からTシャツに衣替えをしました。暑い日も多くなってきましたが、3歳児(さくら組)は暑さに負けず、「全然暑くないよ」と言いながら音楽に合わせて元気に体を動かしました。

 まず初めにリトミック講師の弾くピアノのリズムに合わせて大股で歩いたり、小股で歩いたり、走ったり…と少しずつ耳を慣らしていきます。そして、「トゥルルルル〜」という音が聞こえると動物に変身! 「暑い夏は…海!ということで海をテーマにして、魚やタコやカニの真似をしながらリズムを取りました。

  リトミック

 こちらの写真は、カラーボードを使用したリトミックです。

 右手だけでリズムを取るという約束をして、ピアノの音に合わせて赤いボードをリズムよく叩きます。口でも「トントン」とリズムを取ります。白、黄色とボードが増えていきました。

 赤色だけの時には笑顔で「トントン」とリズムを取っていた子ども達も、叩く色が3色に増えると表情が一変! ピアノのリズムに合わせてボードを叩くこと、「トントン」と言いながら口でもリズムをとること、講師の「赤」「白」「黄色」という指示を聞いて叩く色を変えること、の3つをしなければならないので、真剣な表情で耳を澄まし、取り組んでいました。

 最後はいつもの「さよなら あんころもち」の歌で講師と挨拶をして終わりました。  「楽しかった〜」「(ボードを)叩くのが難しかったけど、最後はじょうずにできたよ!」「またやりたいね」と、次回のリトミックを楽しみにしていました。

 

2016年6月20日の週 畑に苗を植えました:5歳児

苗植え

 今週は、保育園の畑でゆり組(5歳児)の子ども達がサツマイモ、トマト、キュウリ、スイカ、ナス、ピーマンの苗を植えました。

 まず、サツマイモの苗は寝かせながら土をかけていくのですが、「横にしていいの?」と不思議そうな声が聞こえてきたり、苗を立たせて土をかけてみたりしていました。土をそっとかけると、どの子どもも自分が植えた苗に水をたっぷりとかけてあげました。

 次に夏野菜の苗を植えました。人差し指と中指でポットに入った苗をはさみ、取り出しました。この時、「ジャンケンの時のチョキの指ではさめばいいね」と、子ども達から気づきの言葉が聞こえてきました。

  苗植え

 ピーマンの苗を植えていると、「葉っぱに穴がいっぱいあいている!」「虫に食べられちゃったのかな?」「おいしい葉っぱなんだね」という子ども達の会話が聞こえてきました。保育士が「虫がおいしく食べているなら、もしかしたらとーーってもおいしいピーマンができるかもしれないね」と話すと、「よし、水いっぱいあげてこよう!」と駆け出していきました。

 今日も、畑からは「早く大きくなーれ」という声が聞こえ、水やりを率先して行っています。子ども達にとって夏野菜作りが楽しみになったようです。

 

2016年6月13日の週 あじさい作りと時計遊び:4歳児

あじさい

 4歳児の6月の製作のテーマは、「あじさい」にしました。

 初めに、ハサミであじさいや葉っぱの形を切りました。次に、好きな色のクレヨンで葉っぱに葉脈を描きました。あじさいは、花の形にくりぬいた小さな画用紙をセロハンテープで貼り、その上からピンク色、水色、紫色の絵の具を付けたタンポ(短穂)で「ポンポン」と言いながら色付けしました。最後に、花の形の画用紙をはがし、あじさいと葉っぱを紺色の画用紙に貼り、完成です。

 切る、描く、貼るなど、すべての作業を子どもたちが自分で行いました。子どもたちは「きれい!」「かわいい!」などと話しながら、楽しく取り組んでいました。

 
時計

 もうひとつ、時の記念日の製作で作った掛け時計で遊んだ様子を紹介します。

 子どもたちは、自分で作った時計を動かせることに驚き、「わーすごい!」と言ってくるくる回していました。

 しばらく回して遊んだ後、「3時のおやつ」や「起きた時間」「寝た時間」などを保育士が尋ねると、大きい針、小さい針を意識しながら動かし、「こう?」「できた!」と言って嬉しそうに見せてくれました。

 

2016年6月6日の週 草笛で遊びました

草笛

 今週は、4歳児クラスの活動を紹介します。

 つくしんぼ保育園には月に1、2回、「南平ふれあいサロン」の方たちがおいでになります。ボランティアで、子どもたちにお手玉やけん玉などの昔遊びを教えてくださったり、南京玉すだれのような伝統芸能を披露してくださったり…。今回のテーマは「草笛」。ばら組(4歳児)が対象でした。

 「草笛」を初めて見る子が多かったのか、先生が草で音を出す様子に興味津々。先生が吹く『ぞうさん』では、草笛の音に合わせて一緒に歌を歌いました。


  草笛

 子どもたちも草笛体験ができるようにと、先生は新しい葉をたくさん採ってきてくださいました。使ったのはニセアカシアの葉っぱ。丸い形で適度に柔らかく、吹きやすいのだそうです。

 実際に体験してみると、子どもたちは「できなーい」「つばがついちゃった」と戸惑っていました。「ケーキのろうそくを吹くようにするんだよ」と先生に教えてもらい、10分ほどすると数名の子は音が出るように。「せんせい、きいてて!」「かわいいおとがでた!」と興奮気味の子どもたち。最後は先生の「めだかの学校」の演奏に合わせ、草笛を拭きました。

 先生が葉をたくさんお土産に置いていってくださったので、お部屋からはしばらくの間、興奮気味の子どもの声と草笛を練習する音が聞こえていました。  

 

社会福祉法人 つくしんぼ保育園

園長:久野順子
〒191-0041
東京都日野市南平5-8-2

TEL 042-591-6153

メール info@tsukushinbohoikuen.com